大阪の有限会社kauri(カウリ)|レディースカットソーOEM専門メーカー。自社縫製工場でサンプル製造も可能。
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2016.06.14
縫製糸
今回は縫製に使用する糸についてです。
カットソーの素材にはスパン糸を使います。
スパン糸の特徴としましては、毛羽があり生地になじみやすく縫製しやすい糸になります。
カットソーの工場では主に60番手(糸の太さ)の糸在庫を持っており、生地の色に糸色を合わせて縫製していきます。(配色の場合もありますが)
スパン糸以外にはフィラメント糸、ウーリー糸、レジロン糸などがあります。カットソー工場では、あまりなじみのない糸ですが、簡単に説明しますと
フィラメント糸
光沢があり、細くて強いのが特徴です。縫い目がキレイ仕上がるなど布帛生地の縫製に使用されます。
ウーリー糸、レジロン糸
適度な柔軟性と伸縮性があり、インナー商品、ストレッチ素材などに使用されます。
糸一つにしても素材(生地)や商品(デザイン)の特徴に合わせて、縫製されています。
あまりにも簡単な説明だったので、ピンとこないかもしれませんが・・・。
この機会にお持ちの服の細かいところを見てみると面白いかもしれませんよ!
2016.05.16
番外編
今回は番外編として布帛の縫製に使うミシンを紹介します。
っというのも、先日縫製工場さんに行ったときに写真を撮らせてもらいました。
私も初めて見たミシンでその凄さがわからなかったのですが、このミシンはボトムを縫製するときなどに使用するそうです。
ボトムの股下などのステッチで2本ステッチから突然1本ステッチになっている仕様があるのですが、このミシンを使用すると縫製の工程が1回で済むので、縫製時間が短縮されます。
このミシンがなければ、2本ステッチと1本ステッチを別々のミシンで縫製するので、単純に縫製時間が倍近くかかります。
このミシンは2本ステッチから1本のステッチに切り替わる原理としては、2本の針の内1本が足踏み(完全に下に下がらない)ことにより、1本針ステッチに切り替わるそうです。
縫製工場さんが「このミシンがあるのとないのでは仕事のスピードが全然違う」とおっしゃってました。
こういう話を聞くとある程度の設備投資で仕事の効率が大きく変わることになるので、何事もバランスが大切と実感しました。
このミシンの動画も次回工場さんに行ったときに撮ってきます。
2016.04.11
タコバインダー
今回はタコバインダーミシンを紹介します。
タコバインダーとは左右の肩ラインから首後ろまでを、主に身生地と同じ素材でテープ(バインダー)処理することをいいます。
タコバインダーは後ろ襟ぐりのアクセントになるとともに、縫い代の補強も兼ねております。
アメリカ製のTシャツによく使われているミシンです。
プリントTシャツでよく見る仕様ではありますが、意外とタコミシンを持っている縫製工場は少ないです。
それが理由なのか分かりませんが、レディースのカットソーではタコバインダーの代わりに、後ろ襟ぐりのみに処理する「裏バインダー始末」をすることが多いです。
今回は動画がなくてすみません・・・。
次回縫製工場さんに行ったときに、動画を撮ってきます。
2016.03.09
バインダーカット動画
前回、バインダーカットの動画がアップできなかったので、リベンジです。
今回アップできましたが、動画が横向きになってしまいすみません。下記をクリック後、「ファイルを開く」を選んで頂ければ、動画が見れます。
バインダーカット動画
①まず、下準備としてバインダーの生地を筒状に縫います。
②バインダー幅に合わせて生地をカットしていきます。⇐動画はここの過程です。
③写真の画像のようにカットして巻き取ったモノをバインダーアタッチメントにセットします。
④襟ぐりなどにバインダーを巻いていく。
このような作業でTシャツの襟ぐりバインダーが完成します。
今後はもっとわかりやすい説明ができるように、写真や動画をうまく活用していけるように頑張ります。